プロ野球選手の野球賭博に続いて、今度はバトミントン選手の闇カジノ問題が発覚するなど、最近「賭博」のニュースをよく耳にします。
歴史を検証しても、人々は色々な勝負ごとにお金をかけてきました。時代劇では丁半賭博がよくテレビで放映されていますが、実は初期には「双六(スゴロク)」にお金を賭けるのが主流でした。
他には囲碁や将棋は当たり前で、お茶の産地を当てる喫茶賭博、お香を嗅ぎ分ける香道にもお金を賭けたそうです。
動物を使ったものでは、鶏を戦わせる闘鶏が有名ですが、庶民の博打であったものが、そのうちに公家もこの闘鶏に熱中したようです。
こうした賭博は、昔も人を堕落させたようで、持統天皇は西暦689年に双六禁止令を出したと「日本書紀」にあります。さらに、桓武天皇は784年に賭博をした際には杖百叩きの罰を定めたとか、嵯峨天皇は820年に賭博のために4人が免官されたなど、記録は少なくありません。
江戸時代も賭博は禁止されていましたが、博徒たちは町役人が立ち入ることができない大名屋敷や寺社の一角を借りて、賭博を開帳しました。賭博の借り賃を「寺銭」と呼ぶのは、寺社に場所代を払った名残りです。
こうしてみると、人間がいかに賭博好きであるかが分かります。株式も投資としてやっていれば良いのですが、実体以上のお金を動かせる「信用取引」や目先勝負の「デイトレード」になると、投機色が強くなり賭博に近づいてしまいます。勿論、法律的には何ら問題はないのですが、株式も投資の範囲内で行うことがベストなのは間違いなさそうです。
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