これまで先進医療だった「3Dプリンターで作った臓器モデルを利用した施術支援」に保険点数が付くことになりました。今後は難しい手術前に、患者の臓器を3Dプリンターで作り、患者への説明や模擬手術に使われることになりそうです。
3Dプリンターとはコンピューター上で作った設計図をもとに、立体的なものを作り出す装置のことですが、以前、これを使って殺傷能力のある銃器が作られた事件を覚えている方もいるでしょう。
この3Dプリンターが医療に大変革をもたらすと云われています。
例えば、歯科医師では既に患者にピッタリと合う入れ歯やマウスピースなどの作成に使われているほか、海外では3Dプリンター形成の人口骨が承認されています。
また、ある大学では脳内の血管に瘤ができる脳動脈瘤の治療に3Dプリンターで作ったプラチナコイルを入れる研究が進められていますが、この方法ですとカテーテルを太ももや腕などから瘤のある場所まで入れられるので、開頭手術が不要で患者負担が少なくてすみます。
さらに、3Dプリンターを使うことでより安価で精緻な義足・義手も可能となります。再生医療よりも先に、まずは3Dプリンターによりカスタマイズされた人工臓器が医療を変えることになりそうです。
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