2016年3月9日、人工知能(AI)の分野で歴史的な「事件」が起きました。米グーグルが買収した英ベンチャー企業のディープマインドが開発した囲碁ソフト「アルファ碁」が、世界トップレベルのプロ囲碁棋士に勝利したのです。
チェスや将棋と比べ手数が圧倒的に多い囲碁では、AIがプロのレベルに達するにはまだまだ時間が掛かると思われていたのですが、AIは人々の予想をはるかに上回る速さで進化し、偉業を達成しました。
AIは現在「第3次ブーム」と呼ばれています。第1次、第2次のブームでは、ほとんど実用性がなく、活用範囲は限定的でした。
今回のブームの原動力は「深層学習」という技術です。大量のデータからAIが自分で関係性や特徴を割り出し、その結果に基づいて判断し行動します。
こうした深層学習を利用して、音声や画像の認識や車の自動運転といった高度な制御や判断を実現しています。
AIの進化によって今後、大きな進展が期待される分野にロボットがあります。従来、二足歩行や腕型など、ロボットは人間の身体機能の再現を追及してきました。
しかし、今後は一歩進んで、AIが人の言葉を理解できるようになれば、人間の知的作業の支援や代替が可能になるのです。
今後、事あるごとに関連株を物色する動きが出てくるでしょう。
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