「そしてセント・レジャー・デーまでは(株式相場に)戻って来るな」。
有名な相場格言「セル・イン・メイ」(5月に売れ)の後に続く後半部分です。
市場では「セル・イン・メイ」だけが話題になっていて、この後半部分が抜け落ちていることが多いです。
イギリスの格言を日本語に訳すと、「五月に売って、どっかに行ってしまえ。そして、セント・レジャー・デーまでは(株式相場に)戻って来るな」です。株式相場を再開する時期を、セント・レジャー・デーと具体的に言及しています。因みにセント・レジャーとは、9月の第2土曜日のセントレジャーステークスという競馬のレース名のことで日本の菊花賞に相当します。
一方、アメリカでは、「五月の初めころに株式のポジションは解除して現金やMMFなどにし、株式は秋ごろに買い直せ」です。因みに秋ごろとは「ハロウィーンの頃」で、2016年のハロウィーンは10月の31日の月曜日であり、11月ぐらいからが推奨されるタイミングのようです。イギリスより1か月以上遅めになっています。
いよいよ秋本番、くしくも日銀の新金融政策では、ETF(上場投信)の買い入れ対象を見直して、東証1部全銘柄の値動きに連動するTOPIX型に切り替えていく方針です。
物色対象は個人投資家好みの材料株へ向かいそうです。
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