今年のノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典氏の受賞決定後の発言がなかなか興味深いものでした。
自分は「へそ曲がり」「人がやらないことをやってみる」「人が集まる研究は一番乗りの争いになりがちで、私は興味がない」「感受性が弱いのか、悩むことがなく、何とかなるだろうと考える」。
受賞理由になった“液胞”の研究に取り組んだのは、東大理学部助手時代で、「当時、液胞はごみため程度にしか思われていなくて、そこから何かを見つけられたら面白いと思った」とも語っていました。
大隅氏のこれらの発言を聞いていて、相場格言の一つを思い出しました。『人の行く裏に道あり、花の山』です。投資家は、とかく群集心理で動きがちです。しかし、それでは大きな成功は得られません。むしろ他人とは反対のことをやった方が、上手くいく場合が多いと説いています。
人生の成功者は誰もやらないことを黙々とやってきた人たちであり、欧米では「リッチマンになりたければ、“孤独”に耐えろ」が通例です。人並みにやっていたのでは、人並みの結果しか得られないと云うことです。
このように大隅氏の一連の発言は研究(者)だけに通じるものではなく、投資家の成功にもつながるヒントが散りばめられているようにも感じましたね。
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