日本株市場に「強気のサイン」が点灯し始めています。その一つが9月下旬に強気相場入りのサインとされる13週移動平均線が26週線を上に突き抜ける「ゴールデンクロス(GX)」が発生したことです。
意外なことにこのGXが発生するのはアベノミクス相場が始まった2012年11月以降では2回目なのです。
最後に発生したのが14年7月でしたが、直前の本決算発表で過去最高益が相次ぎ、アマダが利益の全額配当を決めるなど「株主還元相場」が始まった時です。日経平均はその約1年後に2万円の大台を超えたのです。
さらに今回は、「リスクオン相場」への好材料も出てきました。石油輸出国機構(OPEC)が9月28日に臨時総会で8年ぶりの減産で合意しました。
実効性には多少、疑問が残りますが、NY原油先物は約3か月ぶりに1バレル50ドル台を回復しました。昨年以降の世界の株安の起点が原油安だっただけに久しぶりに明るい材料となりました。
日本株の動きを精査すると、「リスクオンの芽」がはっきりと見えてきます。日経平均が上がり始めた7月10日の参院選前後の業種別日経平均株価を検証すると、電気機器や自動車など「景気敏感株」が全体を牽引しているのが分かります。
株価は半年程度先の材料を織り込むため、来年1月頃から酉年前半にかけてかなり強気な相場展開となりそうです。
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