「小学生高学年のころからコンピューターウイルスを作っていた」―身代金型ウイルス「ランサムウエア」を作成して神奈川県警に逮捕された中3の男子生徒(14歳)の供述が注目されています。
少年は6月5日に不正指令電磁的記録作成・保管の容疑で逮捕されました。ウイルスの作り方を独学し、ランサムウエアを3日で完成させたと供述していますが、小学生のころから鬼才を働かせていたのでしょう。
コンピューターウイルスと云うと、天才的な頭脳や知識が必要ではないかと思い、ちょっと調べてみました。
そこで分かったことは、ネット上には“ハッカーコミュニティー”という違法なプログラミングに精通したハッカーが集まるサイトがあり、そこではウイルスのひな型である“ウイルスキット”が販売されていました。
価格は数千円〜1万円程度で、代金を支払うとUSBメモリーで送られてきたり、クラウドからダウンロードできたりします。そこで分からないことがあれば、メールで問い合わせると親切丁寧に手助けしてもらえ、プログラムを完成させます。
文科省は2020年から小学校でのプログラミング教育を必修化します。子供が授業でソフトを作る時代が来る訳で、プログラミング教育が本格化したら、ウイルスを作れる子供は確実に増えます。
近い将来にはあらゆるモノがインターネットを通してつながり、「モノのインターネット」の世界が到来すると予想されています。これは一方で、新たなセキュリティーリスクへの対応を迫られる時代がやってくると云うことでもあるのを忘れてはなりません。
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