安倍総理が経済界に「18年の春闘での賃上げ3%」を求めています。経団連も総理の意向に応え、加盟企業には月例賃金を3%引き上げることを要請する方針です。従って、「賃上げ3%」が実現する可能性は大でしょう。
「賃上げ3%」の成就は株式市場にも好影響を与えます。賃金が上がれば、その一部を投資に回す人や、投資に目を向ける人は増えます。
その投資環境が好調のためか、今後の日経平均の上値メド論議が賑やかです。企業経営者や市場関係者の意見を集約すると概ね3つに絞られます。
(1)2万8295円。日経平均の最高値3万8915円から、最安値7054円までの下げ幅の3分の2戻りです。(2)3万円。切りのいい数字で気分的な感覚です。(3)4万円。89年のバブル時の史上最高値更新を願望する超強気な見方です。
あと2年と迫った(東京)オリンピックのスローガンは「より速く、より高く、より強く」です。株式相場が「早く、高く、強く」上昇して欲しいと願う投資家や市場関係者の気持ちは皆同じです。
日経平均株価が今後どこまで騰がるかは、18年春闘の賃上げ動向にも少なからずかかっていると云えるのです。
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