兜町の格言を踏襲すると、「申酉騒ぐ」の2年間に地固めを済ませた相場が再びアクセル全開で上昇軌道を描いて、「戌笑う」の展開に向かうのが2018年の相場です。
過去の戌年相場の1970年は、1965年11月から5年間続いた「いざなぎ景気」が佳境を迎えた年で、この年、初の日本企業ニューヨーク上場となった「ソニー」の株価は5年間で23倍もの大化けとなりました。
年間騰落率は1982年が4.4%上昇、1994年が8.3%上昇、2006年が6.9%の上昇となっており、まさに「戌笑う」のストーリーとなっています。
では、2018年はどうなるかを予想してみましょう。
日経平均株価は17年の10月にアベノミクス相場のこれまでの高値を超え、新波動の上昇相場入りの展開となっています。
衆院選の圧勝で政治的にも安定し、その後の決算発表で企業業績も順風満帆、海外景気の好調ぶりを含め、日本株の本格的な復活への要素は備わったと見て良いでしょう。
18年は17年から継続して、トランプ大統領の政策遂行能力の欠如、朝鮮半島の地政学リスクなど警戒材料を列挙したら切りがありませんが、雲一つない快晴では相場は逆に立ちません。
18年も海外勢には注目ですが、日本株のまだ割安な水準から判断すると、その買い付け額は記録的な水準に達するでしょう。年末には皆で「高笑い」できると信じています。
近々、例年恒例の“新春お年玉銘柄”を発表します。
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