昨日の日経新聞によると、世界の株式市場で投資家の不安心理が後退しています。日経平均株価の予想変動率を示す「日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)」は22日に一時、約1か月ぶりの低さになっています。
株価の予想変動率はオプション価格から算出し、投資家が今後どの程度の値動きを見込むかを指数化した指標です。
振れ幅が大きい波乱相場になるとの見方が増えると指数は上昇し、相場下落への警戒感が高まる局面で上がりやすい傾向にあります。
日経平均VIは22日に一時19.63と、2018年12月14日以来の低さになっています。日経平均が1010円下落した昨年12月25日には33台をつけるなど警戒ラインの30を上回りましたが、その後はほぼ一本調子で低下してきました。
予想変動率の低下は海外でも同様です。米国では米S&P500種株価指数を元にした「VIX指数」が18日に17.80と1か月半ぶりの低さになっています。
同18日にユーロ圏の株価指数ストックス50の今後の値動きを示す指数「VSTOXX」は約3か月半ぶりの低水準を付けています。
予想変動率の低下により資金が戻っているのが、下げのきつかった日本の景気敏感株です。変動率の低下そのものが目先の株高要因になるとの声もあがっています。
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