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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

クジラが好む日本株は...

 

56前位から株式市場で「クジラ」という言葉をよく耳にします。株式市場における「クジラ」とは豊富な資金力をベースに株式や債券を購入する「公的マネー」のことです。

 

日本株市場が下がれば、海に潜っていた“クジラ”が息継ぎに出てきて、有望銘柄をゴッソリと買う展開がここ6年ほど繰り返されており、安倍政権が続く限り、この流れは変わりそうにありません。

 

クジラは日銀、GPIF、3共済、ゆうちょ銀行やかんぽ生命など巨大な機関投資家で合わせて5頭います。

 

どのクジラにも日本株をポートフォリオに入れる組み入れ目標があり、投資主体別売買動向のうち、GPIFなど年金基金やゆうちょ銀行などの動向を映すとされる「信託銀行」の売買は、世界的な株安となった10月以降、買い越し幅は拡大しています。

 

クジラが好む日本株は、(1)過去3年の「ROE」(株主資本利益率)が高く高収益であること、(2)「市場流動性」が高く、取引しやすいこと、(3)コーポレート・ガバナンス(企業統治)がしっかりしていること、(4)配当利回りが良いこと、などです。

 

そして、クジラのような機関投資家でもできるだけ安く日本株を買いたいと思っています。従って、買うタイミングは対象銘柄に割安感があるときや、市場全体が大幅安したときに押し目買いをします。

 

今の相場はある意味、最も単純で儲けやすい相場なのです。クジラの運用資産は140兆円超と云われており、そんな莫大な資金を持つクジラの後を泳げばいいのですから、相場巧者にとっては単純且つ明快な相場です。

 

投資家の方々でそれぞれ事情はあるでしょうが、今云えることは「まず、買っておきましょう」です。「国策に売りなし」という相場格言に従うなら、「何はともあれ、株を買うこと」が国策相場で勝つための絶対条件なのです。

 

新年最初の銘柄、“お年玉銘柄”が大相場の様相を呈してきました。

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