現在、日本のキャッシュレス比率は20%弱ですが、政府はこれを2025年までに40%、先行きは80%に高めることを目標に、アメとムチを使い分けています。
その看板的骨子の一つが19年10月の消費税率を8%から10%に引き上げるタイミングでスタートする「5%還元」です。増税率2%を上回る型破りの還元率で、増税による消費の落ち込みを防ぐこととキャッシュレス化推進のダブルワークの政策です。
期間限定になりますが、クレジットカードなどキャッシュレスで決済すると5%分をポイントで還元される制度です。さらに増税から9か月間、中小小売店でクレジットカードや電子マネー、QRコードなどで決済した場合のポイント還元分を負担する方向です。
今は決済会社によって異なるQRコードに繰り入れる情報の同質化にも取り組みます。近いうちには、どのスマホ決済でも同じQRコードで読み取れるようになり、キャッシュレス対応の店舗が増えることは間違いありません。
但し、技術的に発展途上のスマホ決済には「個人情報が流失したり、犯罪に巻き込まれたりする危険性」もあり、消費者の不安も懸念されます。
また、特に若年層の女性には、「浪費しそう」「お金の感覚がマヒしそう」など、浪費への警戒感が根強くあり、キャッシュレス化の安心感や利便性を向上させる必要性があるでしょう。
国策、キャッシュレス化に注目!
皆様方からの投資相談並びに入会受け付けを承っております。
弊社へのお問い合わせは03-3868-2801までお気軽にどうぞ!