外国に「統計とはビキニの水着のようなものだ」と謎かけに似た箴言があります。そのこころは「見えない所に物事の核心がある」と云うことらしいです。ちょっと品は良くありませんが正鵠を射ています。
様々な統計が毎日のように発表されるものの、複雑なこの時代、数字の中に何が見えるか、何を読み取るか、となると難しいものです。特に最近、各種の経済統計に対して「実感とずれている」と疑問の声が上がり始めております。それは、このコーナーをご覧の皆様方もそのように感じておられると思います。
国力を計る代表的な統計と云えばGDP(国内総生産)ですが、フランスのサルコジ大統領は、これに余暇の長さや医療の充実ぶりなど「幸福度」の要素を加味するよう提案しているとか。
一方、日本の現政権は「現在の政府の統計」では経済的苦境にある人の深刻さが浮き彫りにならないとして、日本独自の「貧困率」など、新たな指標の算出を始めました。
今日18日は国が定めた「統計の日」です。1年前に圧倒的な国民の支持を得て誕生した民主党政権には、日本を良くする政策なら、「何でもやってくれ」と云うのが、国民の偽らざる気持ちでしょう。
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