上場企業数の減少が続いております。上場企業数のピークは2007年9月末の3927社で、2010年9月末には3649社となり、3年間で278社も減っております。
リーマン・ショックのあった08年以降の新規株式公開(IPO)の低迷に加え、TOB(株式公開買い付け)による自主的な上場廃止が相次いでいるためです。
また、国際会計基準の適用を控え、上場コストが高まりつつあることも背景にあると見られます。そのため、日本企業の海外での上場が増えており、国内市場の空洞化が懸念されます。
上場企業数の減少は日本市場の魅力低下による地盤沈下につながりかねません。
去る10月12日には、ジャスダックと大証ヘラクレスの統合で「新ジャスダック市場」が誕生しましたが、これを起爆剤に高成長企業をIPO市場に誘致することや、新興市場活性化策などにも期待したいところです。
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