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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

東側が50ヘルツ、西側は60ヘルツ...

 

静岡駅から車で30分ほどの山の中に、秘密基地のような巨大な施設があります。ぶ厚いコンクリートの壁、林立する鉄塔、赤茶色に塗られた機械の群れが、「ブーン」と低くうなっております。中部電力の東清水変電所です。
 
日本列島の電力は、富士川を境に東側が50ヘルツ、西側は60ヘルツで流れています。異なる周波数を変えて、いざという時にお互いに融通し合うのが、この変電所の役割なのです。
 
山の上から眺めると、はるか東西から鉄塔がリレーするように送電線が走ってきて、基地の中に仲良く消えていきます。助け合うために友達が出会う「合流点」のように見えます。
 
しかし、その実像はお互いの領地や市場を守る「関所」になっているように思えます。そもそも東西で方式が違うのは、明治時代に関東はドイツ製、関西は米国製の発電機を別々に採用したからだとされますが、周波数の違いを理由にしてお互いの利権を守りたいからではないかと勘ぐってしまいます。
 
電線はつながっているのですから、本来ならば西から東へ60ヘルツのまま電力を流し込む考え方もできる筈です。政府は、夏の電力不足を云う前に120年も変わらない歴史を点検するべきでしょう。
 
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