国連の予測によると、世界の人口は今年の10月末に70億人に達するとしています。1959年に30億人だった世界人口は40年間で倍増して99年に60億人を突破しました。2025年80億人、40年代には90億人に達するとしています。
世界経済の行方を考える上で、これからの30年から40年の間で人口がさらに20億人以上は増えるということを前提にしなければなりません。
まず、水、食糧、エネルギーなどの資源の供給が、増え続ける人口の需要に対応できるのか、という問題です。
もう一つ考えなければならないことは、アフリカを中心に世界の人口が増える中で、東アジアは少子化が進み、人口減少に転じていくことです。中国の人口のピークは25年前後と見られますが、少子高齢化の影響はそれ以前から表れます。すなわち、2014年から15年あたりに中国の成長減速の節目が来るとの見方が少なくありません。
勿論、中国だけではありません。今は高率の成長を続けている新興国も日本のような課題にいずれ直面するでしょう。これからは、人口動態の変化への備えが特に重要となります。
今後の日本の株式市場を分析する上でも、“人口”は重要なポイントとなってくるでしょう。
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