震災と原発事故で、日本の観光産業は大きな打撃を受けています。行き過ぎた自粛ムードは薄れつつありますが、旅行を控える人はなお多く、外国人観光客も激減しています。
このままでは、観光立国で経済を活性化させるという成長戦略は大きく揺らいでしまいます。日本のイメージを回復させ、海外からの観光客を呼び戻すためには、政府と民間が力を合わせて観光再生を目指す必要があります。
原発事故を巡る東電や政府の対応が海外で不信を招き、今もそれが尾を引いています。まず、事故の現状や収束への道筋について、正確な情報を発信することが大事です。
また、「放射能で日本は怖い」という誤った風評を吹き飛ばすには、日本人自ら観光を楽しむ姿を見せることも効果があるでしょう。
東北三大祭りは8月上旬に相次いで開催されます。中尊寺金色堂で知られる岩手県平泉町が新たに世界遺産に登録される見通しです。インターネットのブログなどで、現代版の「おくのほそ道」がたくさん発信されると云います。東北を楽しむことが、一番の応援になるのです。
航空会社が8月のお盆シーズンに初めて大幅割引を実施します。観光業界も旅行者を惹きつけるプランや料金設定に知恵を絞ってほしいところです。観光の再生で復興を後押ししたいですね。
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