震災後、3カ月が経過しましたが、全国の日本人の心の復興がなければ、日本経済の真の復興は遠のいてしまうものです。
節電に努めても、心のスイッチは入れ続けておきたいものです。ところが人々の気持ちを明るくする動きとは、対極の動きが出ています。一時に行き過ぎた自粛ムードは薄れつつありますが、各地で夏の花火大会が中止になるなど、いまだに自粛ムードが強く残っております。
辞書によると、「自粛」とは[自分から進んで、行いや態度を慎むこと]です。その「慎む」とは、[あやまちや軽はずみなことがないように気をつける]ことです。
二つの言葉から「自粛」とは、自らが主体となって軽はずみな行いをしないように気をつけることになります。
ところが今の自粛は「他の人たちがそうしているから」とか、「世間の目が気になるから」という面が大きく感じます。こうした行為は主体的な行動ではなく、真の意味の自粛ではありません。
震災後の被災現場では、仙台空港や高速道路、生産不能になった工場がたった1カ月で完全に復旧するなど、一部では目を見張るような復活を遂げております。
我々は心を一つにして、劇的な復旧を果たすと同時に、有事に備えて様々な心配りをしておくことも大切です。心の持ちようは、全ての基本と云えるのです。
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