株主総会の季節となってまいりました。今年のピーク日は6月29日で、707社が集中します。
昨年4月の上場以来、第一生命も初の定時株主総会を幕張メッセで27日に開きます。株主総数最大の111万6000人を誇る大企業だけに注目が集まっております。株主の1%が足を運んでも1万人規模のマンモス総会となるのです。
かつての“シャンシャン総会”も近年は一変し、各社とも質疑応答に時間をかけるようになりました。以前のような社員株主らしき人物が最前列に陣取ってピリピリした雰囲気とは一変して、ここ数年は懇談会の同時開催など個人株主が参加しやすい「開かれた株主総会」が増えました。
株主総会の一番の盛り上がりは、経営者が株主からの質問に答える「質疑応答」の場面です。株主優待や配当金なども株主の権利であり、それを直接質問できるのは株主総会に出席した株主だけの特典なのです。
業績やサービス面の不満など会社側が聞かれたくない質問に対して、経営陣らが誠実に答えているかどうかなど、会社の問題点や経営状態などをじっくりと観察するのもいいでしょう。
いち株主の意見など何の影響力もないだろうと諦めずに、株主総会に出席して企業の見通しや株主に対する姿勢などを直接尋ねてみては如何でしょうか。
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