カレンダー

<   2011年6月   >
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

アーカイブ

“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

政策のトリアージ

 

「トリアージ」という言葉を初めて聞いたのは、阪神・淡路大震災のときです。多数の負傷者が出る災害や事故、戦争などに際して医師や緊急隊員が選別し、優先順位をつける行為のことです。
 
緊急需要が同時多発し、搬送手段や治療に制限がある状態で、できる限り多くの人命を救うには、医療資源を効率的に配分する必要があります。トリアージは負傷者を短時間で(1)最優先治療者、(2)非緊急治療、(3)軽処置、(4)不処置群に振り分け、荷札のようなトリアージタッグを次々に患者の手首や足首につけていきます。
 
タッグには名前や年齢、血液型、簡単な症状を記入しますが、多くの医療関係者が一目でわかるよう、赤、黄、緑、黒のカラー表示が一般的です。最優先の赤は出血多量や気道閉塞(へいそく)など生命の危険が迫っており、緊急に手術や処置をすれば助かる見込みがある患者であり、ほとんど死亡状態か救命不可能の超重症者は黒で、処置は後回しになります。
 
東日本大震災でも「政策のトリアージ」が始まっております。復興経費の工面に、何をやめ、何を後回しにするのか…。事故の現状や収束への道筋について、正確な情報を発信することが大事です。
 
問題がないと云いながら目立った改善のない原発事故への対応では、人々の復興への意欲をそぐだけです。政府は、まず東日本大震災の被災地で苦労している人々に、勇気と希望を与えるような復興の将来像を提示してもらいたいです。
 
当社へのお問い合わせは03-3868-2801までお気軽にどうぞ!