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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

17年が経った今年...

 

「九段より日比谷の方が早いかも知れない」―日本で金融不安が広がった1998年、銀行関係者からそんな話を聞いた覚えがあります。

 

九段に本店を持つ日本債券信用銀行よりも日比谷にある日本長期信用銀行の方が、早く破綻しそうという観測でした。予想通り、この年に長銀、日債銀の順番で経営破綻し、両行とも一時国有化されました。

 

銀行は資金の貸し借りを通じて金融システム全体に深く結びついているので、一つの銀行が破たんすれば連鎖的に他の金融機関のも混乱が生じてしまいます。金融システムは立ちいかなくなり、経済や株式市場にも混乱が生じてしまいます。

 

あの年から17年が経った今年、日債銀を前身とするあおぞら銀行が先月末に公的資金を完済しました。馬場信輔社長は「公的資金で助けていただいた歴史的事実を忘れずに経営に当たる」と…。

 

あおぞら銀行は本店営業窓口を2017年から上智大学の四谷キャンパス内に現在、建設中の高層ビル「ソフィアタワー」に移転します。

 

銀行と大学の同居は珍しいケースで、上智大は賃料収入を海外からの留学生や地方出身の学生を支援する奨学金などに充てます。

 

「四谷は大丈夫か?」などと云った話はもうこりごりです。

国民のため、経済のため、株式市場のためにも、社会に貢献する健全な金融機関を目指してもらいたいものです。

 

当社へのお問い合わせは03-3868-2801までお気軽にどうぞ!