1980年代のバブル期を思い出すと、株式投資を行う際に「利回りを気にする個人投資家はほとんどいない」と云っても過言ではありませんでした。
株はキャピタルゲインで儲けるのが当たり前で、資産運用は預貯金だけという方は、基本的な考え方自体が違っていたのです。
もとよりバブル期は大半の銘柄が大幅に上昇してしまい、1000円以下の銘柄が数少なくなってしまった一方、配当金の利回りも低く、利回り自体が指標として機能していなかったのです。
現在の株式市場で利回りは、投資尺度として大いに活用されています。企業も株主を優遇することに心血を注ぎ、配当金を増やす企業が後を絶ちません。
しかし、例の元将棋士の桐谷広人さんの影響などもあり、優待ブームはバブル状態になってきています。今や全上場企業の3分の1以上が優待を実施しており、株主が想定以上に増えて負担が大きくなりすぎた企業も出てきています。
そうなると今後、優待を突然改悪したり、廃止したりする企業も出てくるものです。○○ブームは必ず終わりを見るものです。優待ブームで上がった株は、優待廃止となると株は思わぬ下落を招くことになりますので、注意をしたいですね。
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