ギリシャ不安に端を発した世界的な連鎖株安にひとまず歯止めがかかったと見て良さそうです。
相場を下支えしたのは買い場を探していた個人投資家です。日銀と並び、株価に値ごろ感があるときに動くのが個人投資家です。
今回のギリシャ不安は、2011年に南欧全体の債務危機に陥った当時とは質が違います。欧州の銀行はすでにギリシャ国債を手放し、危機時の流動性供給など制度的な手当てもできているため、個人投資家に安心感を与えているのでしょう。
日銀の資金循環統計でも、その傾向は裏付けられます。
家計の株式や投資信託の保有比率は1〜3月期が16.4%と前期から0.8ポイント上がっています。一方、預貯金の比率は低下しています。
株式や投信の人気の高まりは、株高だけが理由ではありません。投信には1〜3月期に3.4兆円の資金が流れ込んでいます。同四半期としては8年ぶりの多さです。
ギリシャ問題を巡り、目先は不安定な動きが予想されますが、欧州・中国関連は選択肢から外し、業績好転の内需関連株を狙い打てば、意外な利幅が取れそうです。
当社へのお問い合わせは03-3868-2801までお気軽にどうぞ!
“必中銘柄”を用意してお待ち致しております。