「牛も熊も儲かるが、豚は殺される」という相場格言があります。
英語では「Bulls make money、Bears make
money、Pigs get slaughtered」です。
冒頭の「ブル(牛)」は上げ相場、「ベア(熊)」は下げ相場を意味します。上げ相場は当然儲けやすいし、下げ相場でも「売り」から始めれば収益は得られます。
相場でよく出てくる動物は牛と熊ですが、「ピッグ(豚)」はあまり聞きません。まず、豚が餌を食べる光景を思い浮かべると、地べたを這って食べ物をあさる貪欲な姿が浮かびます。
つまり、「欲を出して自分の実力以上の投資をし、無理に利益を上げようとすると、手痛いしっぺ返しを食らってします」という教訓なのです。すなわち、株式は強気でも弱気でも儲かりますが、“欲深い人だけ”は儲からないと云う戒めです。
また、この格言には他の解釈もあります。
「相場が動かないときは、慌てずに動き出すまで静かに待て」という我慢の精神を教えています。
投資に欲は禁物ですが、約3か月ぶりに日経平均が2万円大台で引けたこの場面は、素直に相場に乗って儲けるチャンスではないでしょうか!
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