12月1日に一瞬だけ2万円に乗せた後はジリ貧の日経平均株価を横目に、ジャスダック市場やマザーズ市場などの新興市場銘柄や小型株が勢いを増しています。郵政グループ3社の上昇で儲かった個人投資家が活発に売買を繰り返しているようです。
年末特有の現象なのか、来年を見越した動きなのでしょうか…?!
2015年の日本株を振り返ると、前半と後半で大きく様相が変わったことが分かります。1万6000円台からスタートした日経平均株価は大型株を中心に物色され、6月にはITバブル期の高値を超えて2万900円台まで上げました。
しかし、8月にはチャイナ・ショックで大型株中心に売られ、9月には中小型株相場へ移行しかけましたが、長くは続きませんでした。郵政3社の上昇などで、再び大型株中心の相場になったのが一因でしょう。
このように2015年はほぼ1年間にわたり大型株が物色されたため、16年相場では大型株は大きな上昇は見込めないのではないでしょうか。未来の相場を予測することは難しいものですが、明日は今日の延長で、来月は今月の延長と考えれば、2016年の新年相場は2015年師走相場の延長と考えることができます。
そして、そのような難しい局面では、やはりその時々のテーマやニュースに反応する中小型の材料株が物色対象になるものです。
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