筆者の周りの事象からみた直近の日本経済は、かなり底堅く明るいという印象を持っています。何故なら、様々な分野で「18年ぶり」とか、「23年ぶり」というデータが続出しているからです。
18年前と云えば1997年で、アジア通貨危機の年です。
日本でも山一証券や拓銀が破たんする金融危機となり、翌年には長銀、日債銀の破たんにつながり、本格的な不況のスタートとなりました。
そして、23年前はバブル崩壊直後の92年です。
景気のピークは前年の91年であり、その翌年から「平成不況」が本格化しています。
雇用情勢を見ると、3か月連続の改善となった4月の完全失業率は3.3%と、97年4月以来18年ぶりの低水準を記録しています。有効求人倍率も1.17倍と92年ぶりの高水準となり、9月にこの記録をさらに更新しています。
スポーツにも同様の傾向は表れています。
大相撲では5場所連続の満員御礼を記録しており、90〜97年の44場所以来の連続記録です。
明るいシグナルが多く点灯した15年でしたが、16年の日本経済も底堅く推移しそうです。2016年の干支は申ですが、申年は米大統領選と夏季五輪が重なるので、例年経済は強い傾向にあります。
過去の干支ごとの日経平均株価の対前年比を見ると、申年は東証再開から過去4回の平均で11.9%の上昇となっており、16年の日本経済に期待が持てそうです。
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