エジプトのピラミッドが作られたのは何のためでしょうか? あの巨大な石造物の最大の謎でしょう。
王墓説、宗教的な意味合い、穀物の貯蔵庫、天文台、神殿など様々な説がありますが、定かではありません。
東日本大震災から5年が過ぎた先週末に被災地を訪れてみました。被災地を歩くと、いたるところで「ピラミッド」に出合います。街を再生するため、土地を高くかさ上げしているのです。
この上端部のないピラミッドのような壮大な台形の土盛りの上に、やがて一戸建ての家やマンション、商店街などができるのでしょう。もう二度と津波の被害を起こさないという願いが込められています。
ゼロからの市街地づくりには、膨大な事業費がかかります。5年の歳月は人や産業をあちこちに散らせ、街ができても戻れない、戻りたくないという現実があります。
元々、高齢化や過疎に直面してきた陸奥(みちのく)の町や村です。新しい人は来るのか、企業は参入してくれるのか、課題は多くあります。
古代エジプトのピラミッドは、巨大な公共事業自体が目的だったという説もあります。現代の被災地のピラミッドを今後、どのような街にするのか、夢が膨らみますが、震災前よりも活気のある街になるよう、一日も早い復興をお祈りいたします。
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