「認知症の人たちのテーマパーク」―そう呼ばれる施設が数年前、オランダに誕生して話題になっています。
門から入ると広い敷地に洗練されたデザインの商店やグループホームが並び、噴水や花が街を彩ります。外部から独立した快適な空間は、確かにテーマパークを思わせます。
店先に立つのは、実は認知症や介護のプロたちなのです。顔も名前も分かっているので、支払いを忘れたり、同じ物をいくつも購入したりしても後で対処ができます。
その外観のデザインだけでなく、車や電車の事故を心配せずに出歩け、スタッフの接し方が心地いい点もテーマパーク的と云えます。また、音楽や料理など入居者と職員によるクラブ活動も盛んです。
昨今、日本では認知症の人が徘徊中に車や電車に、はねられ死亡する事故が少なからず起こっています。
オランダのような施設があれば、無意味な事故も防げたかも知れませんし、その家族にとっても安心できることは間違いありません。
このオランダの施設には、今後の取り組みへのヒントを得ようと各国から視察が相次いでいると云います。なるべく普通の生活を続けさせようという発想が際立っているからでしょう。
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