大幅安で始まった東京証券市場とは裏腹に、2016年の新規株式公開(IPO)市場が堅調なスタートを切っています。
これまで7社が上昇し、うち6社で初値が公開価格を上回っています。15日はIPOした銘柄の値動きを示す「Quick IPOインデックス(単純平均)」が4日続伸して、約2か月ぶりの水準を回復しました。
Quickが算出する同指数は過去1年以内にIPOした銘柄の騰落動向を示すもので、3月に入って上昇基調を強めています。
IPO銘柄は国内売上高比率が高いものが多く、年初からの相場下落の一因となった円高でも悪影響を受けない企業が多いためでしょう。
15日の東証マザーズ指数も4日続伸し、7か月半ぶりの高値を更新しており、材料株やIPO銘柄への相互効果も出ています。
15〜18日には11社のIPOが集中しますが、今後の値動きを占う上で、今週の上場ラッシュでも買いが続くかが相場のエネルギーを占う試金石となるでしょう。
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