江戸幕府を開き、260年にも渡り天下泰平を築き上げた「徳川家康」は、かなりのケチであったそうです。
着物はボロボロになるまで着て、米飯より麦飯を食し、紙一枚も無駄にしない戦国大名でした。
武士が座敷で相撲を取っていたら、畳が傷まぬように裏返せと指示しました。とことん節約に励んだことで、莫大な財産を築き、江戸幕府の土台が出来上がったのです。
この気風は3代将軍まで続きましたが、5〜7代で崩れました。贅沢な衣食、浪費で風紀も乱れ、さすがの屋台骨も傾きました。
そこで、8代目吉宗が改革を断行し、節約を徹底して財政基盤を立て直しました。当時、江戸城の台所では1日20本余りのかつお節を使っていましたが、5本に減らしたとの話も残っています。
同じ8代目でも「舛添都知事」はずいぶん様子が違います。高額な海外出張費や公用車による別荘通いなど「ぜいたく」批判が収まりません。政治資金を美術品の購入や料理店通いに流用していたなどの疑惑も次から次へと出てきています。
家康はケチを笑われると天下のための倹約と説きました。しかし、必要なお金は惜しみなく、使ったのです。洪水で橋が流されると「橋がないと民が困る」と云って、すぐに修理させたことは有名な話です。もったいないと工事に反対していた家来も、その行動に感動したそうです。
舛添氏は、記者会見のたび「調査中」を繰り返すだけで具体的な説明は一切ないままです。納税者がなるほどと思える明快な答えがないと東京都民(いや、日本国民)は誰も許しませんよ!! 舛添さん。
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