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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

総論調整、各論個別物色が続くものと思われます。

  

 米国市場ではマクロ、ミクロともに材料出尽くしで、勢い良く戻ってきた株式市場もしばし調整局面かと思われます。企業の決算発表は事前予想を上回るものも多く、概ね好調であり、トランプ関税の影響も現状では騒がれたほどではない状況です。

 

 東京市場も現状の乖離率などを見ても、単純にここから上値を追えるほどの展開は難しいかと思われます。決算発表はこちらも終了し、トランプ関税の影響は未だ出ておりませんが、今期の見通しには予想通り各企業慎重な数字が並び、予想のEPSの伸びからは現状に然程割安感はありません。

 

従って、日米ともに全体相場が今までのように元気に戻りを試すというのは難しいと思われ、日経平均で見れば価格帯売買高が高水準であり、戻り売りの出やすい38000円台は当面の壁となると思われます。

 

 ただ日米少々違うところと言えば、トランプ関税の影響を懸念し米国市場から逃げた資金と、外国人投資家によるバブル以降現物先物合わせ記録的な買い越しとなった東京市場の違いはあるかと思われます。

 

 また、決算発表が終わったことで、常に説明責任を求められる国内機関投資家が、決算を受け動きやすくなって来ることです。どちらかと言うと慎重姿勢の多い国内勢は、個別の数字が判明すれば、この数字から先を想定した買いには説明がしやすくなります。

 

 あえて火中の栗を拾うスタンスはなかなか難しいと思われますが、数字の精査から企業分析は彼らの得意とする分野ですから、判明した決算から個別銘柄を選別物色する展開が今後想定されます。

 

 決算発表直後の株価の動きにはアルゴリズム取引なども大いに絡んでまいりますので、この決算にこの動き?などと言う展開が先週までよく見られましたが、今後は中身に沿った動きが展開されるものと存じます。

 

 決算発表は終わりましたが、一層中身の精査が必要な時間帯と思われます。

 

 

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