「マイナス金利は今後も続きますか?」というお問い合わせを頂いておりますので、今日はマイナス金利の今後を検証してみます。
1月29日の金融政策決定会合で、マイナス金利導入が決定されてから4か月半が過ぎましたが、テクニカル分析を中心に、金利反転の可能性を探ってみます。
まず、足元の日本の長期金利(日本国債10年)は、200日移動平均線に対して、150%以上も乖離しており、下がり過ぎの状況にあることが分かります。
日柄面で見ても、1961年から87年まで通算26年もの間、低下トレンドを形成しています。90年以来の金利低下が通算26年となる今年2016年は、トレンド的にも金利底入れの年として注目されます。
そして、1990年からの国債先物価格のチャートを見ても、90年以来の金利低下トレンドには、歴然たる5つの波が確認できます。エリオット波動理論の上では、強気相場がいつ終わっても不思議ではないのです。
特に2006年以降で確認される「斜行三角保ち合い」は上昇局面の最後にのみ現れる強烈な転換パターンです。
例えば、これと同様なものは、ドル円相場の07年(124円)から11年(75円)までの際にも出現しています。つまり、長期円高トレンドの終了と12年からの円安トレンドへの転換です。
今年が金利低下の底入れになるとすると、1年程度の鍋底を形成し、2〜3年後から長期金利2%を目指す継続的な金利上昇トレンド入りとなるのではないでしょうか。
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