東証マザーズ指数先物が7月19日、日本取引所グループ傘下の大阪取引所に上場します。
新興市場で初めて登場する金融派生商品(デリバティブ)に株式市場の期待は大きく、先物売りを活用したリスク回避が可能になり、投資家の裾野が広がります。一方で、損失が発生するリスクも大きく短期志向の取引が一層増える懸念もあります。
また、リスクには注意が必要です。先物取引では「証拠金」と呼ばれる担保を差し入れれば、手持ちの資金より大きな金額を取引できます。証拠金の最低金額は相場状況に応じて決まりますが、一般的に証拠金の10〜25倍程度の取引が可能になります。
ただでさえマザーズ指数の値動きは激しく、相場変動が大きくなれば必要となる証拠金が増額され、投資元本を大きく上回る損失が発生する場合もあります。
海外投資家が主体の東証1部と違い、マザーズ市場は年間売買代金の7割強を個人が支えており、マザーズ先物の売買の主役も個人投資家になりそうで、個人投資家はリスクを理解した上で取引をする必要があることを忘れないで下さい。
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