農薬散布などに使う農業用の小型無人機「ドローン」のハイテク化に各社がしのぎを削っています。
農業用ドローンは、機体下部に農薬や肥料を詰めるタンクを備えています。直径2メートルのドローンが畑の上空を飛び回り農薬や水を撒きます。手元のコントローラー画面には、飛行位置や農薬などの散布場所が瞬時に示されます。
農家が背負うタイプの噴霧装置ですと、1ヘクタール分の散布に丸1日を要しましたが、ドローンだと約10分で済みます。価格は300数十万です。担い手不足が深刻化する小規模農家への売り込みに力を入れています。
農薬散布用ドローンの市場規模は、2016年の12億円から22年には200億円に拡大する見通しで、有望な市場と見られており参入が相次いでいます。
さらなる普及に向けては、農薬散布の完全自動化を解禁するかどうかが焦点となります。農林水産省の運用指針では、農薬散布用のドローンを使用する場合には、操作する人の他に、補助員が現場で農薬散布の状況をチェックする必要があります。
農水省は年明けにも開く有識者会議で安全性の確保などについて議論し、今年度中に完全自動化を認めるかどうかの結論を出す方針です。
農薬散布用ドローンに注目!
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