そう遠くない未来には、人間の脳と機械が融合する時代が来ます。脳とコンピューターをつなぐ「ブレーン・マシン・インターフェース(BMI)」技術の進化で、脳裏に浮かんだ言葉や願望を機械が推察して伝えたり、自分の身代わりのロボットに念じて動かしたりできるようになります。
メガネやコンタクトレンズ、補聴器、心臓ペースメーカー、義足(手)、インプラントなど、人間はこれまでも道具や機械を活用して、病気や怪我の補助をしてきましたが、BMI技術によって、失われた機能の補助サポートは異次元のレベルに達します。
このBMIの技術がさらに進展すれば、今から十数年後の学校教育は、体の不自由な生徒、障害で言葉を失った生徒も同じ教室で授業が受けられるようになるでしょう。
障害のある生徒らはヘルメットのような「脳波読み取り装置」をかぶり、生徒の脇にはアバター(分身)と呼ぶ小型ロボットがいて、生徒に代わって質問をし、喜びや悲しみなどの感情をジェスチャーで体現します。移動したいときには、念じて車イスを縦横無尽に動かします。
事故や病気による障害の克服は人類の長年の夢です。障害者や高齢者が介護ロボットをBMIで操作して、自分の介護をすることも可能になります。
また、人工知能(AI)技術と融合することで、脳に原因のある病気を治療したり、脳の能力自体を向上させたりすることにもつながります。これは、「ニューロフィードバック」という新技術で、「テレパシー通信」を実現できるとして注目されています。
皆様方からの投資相談並びに入会受け付けを随時承っております。
弊社へのお問い合わせは03-3868-2801までお気軽にどうぞ!