スマートフォン(スマホ)や電気自動車(EV)などに使う次世代型電池の研究開発が本格化しています。リチウムイオン電池に代わり本命とされるのが、安全で容量が増やせる“全固体電池”です。
現在主流のリチウムイオン電池が開発されてから約30年。同電池は容量を大きくできるため、ノートパソコンやタブレットなど幅広いモバイル機器の小型軽量化を実現しました。これから本格普及が見込まれるEVなどでもリチウムイオン電池が主流です。
しかし、リチウムイオン電池の技術の伸びが止まりつつあり、2020年代前半にも性能の限界がくると予測されています。容量を無理に増やすと、燃えたり爆発したりする危険性があります。
一方、全固体電池はその名の通り、電解質が固体のため、液漏れや発火の恐れが少なく、高温化や大きい負荷のかかる環境でも老朽化しにくいのです。
また、液体の電解質では困難であった大容量の電極材料を使えるため、理論上では従来のリチウムイオン電池よりもエネルギー密度を数倍から5倍ほどにできるとの判断もあります。
さらに、短い時間での充電が可能なため、EV向け電池としても期待が集まっていますが、高温・低温の環境下でも使用できるため、将来は宇宙空間などでの活用が期待されています。
皆様方からの投資相談並びに入会受け付けを随時承っております。
弊社へのお問い合わせは03-3868-2801までお気軽にどうぞ!