株式投資で利益を得る方法は大きく分けて2種類あります。売買によって得る「キャピタルゲイン」と、企業の配当を得る「インカムゲイン」です。
そもそも株式とは、業務活動で得た利益の分配を受ける権利のことで、株式の価値を根本的に決めるのは、会社が配当をいくら出すかという点です。
長い目で見ると業績と株価が沿った動きをするのも、利益の増加によって将来的に配当の増幅が期待されることによります。
さて、各銘柄の配当レベルを見る際の最も基本的な指標となるのが「配当利回り」です。年間配当の予想額を株価で割ることで算出します。預金の金利に相当するもので、配当利回りが高いほど魅力的な企業と云えます。
日経平均下落場面でも、配当利回りの高い銘柄には配当狙いの買いが入るため、底堅い値動きも期待できます。
しかし、ここで注意を払わなければならないことは、計算に使われる配当は、あくまでも“予想の数字”だと云うことです。毎期の利益と配当を連動させている企業も少なくなく、減益によって配当が引き下げられる場合もあります。
また、配当利回りが著しく高い場合、将来の減配が織り込まれている可能性があるので、その点には注意が必要です。
インカムゲイン狙いで株式投資をする場合、各社の業績動向と配当方針は必ず確認するようにして下さい。
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