日本市場は、米中貿易摩擦の悪化、中国経済の鈍化、英国のブレグジット・リスクなどの不安感をだいぶ消化してきました。
それにしては、日本株の出遅れ、影の薄さには呆れるばかりです。投資家として最も大切なことは、自分なりの軸足というものをきっちり定めておくことです。
自らの立ち位置が定まっていれば、昨年末の世界同時株安のときのような「石が浮かんで木の葉が沈む」といった異常な事態もあっさり乗り越えられるでしょうし、「沈んでいる木の葉」を見つけることもできるようになります。
そして、儲かる投資家、タフな投資家になるためには「買いたくなったときに売りを考え、売りたくなったときに買いを考えられる」ことが必須です。
株価の動きはまさに波のようで無類に強い相場でも一本調子に上がることはなく、上げ・下げを交えながら株価を形成していきます。
すなわち、株式投資と云うものは安い時に買い、高くなったら売る。これが株式投資の基本で、儲かる投資家の鉄則です。
さて先般、外国人投資家の売買に方向転換が見られます。昨年は現物取引で5兆7000億円超、先物取引で7兆4000億円超もの株式を売り越しました。
今年になっても現物取引は1月5600億円、2月4100億円、3月2兆1000億円もの売り越しとなっていますが、一方で先物取引は1月5900億円、2月1兆2400億円、3月は1兆4000億円も買い越しています。
すなわち、今年になってからは現物は売り越しですが、先物に関しては大幅に買い越しに変化してきているのです。さらに4月の第1週だけでも6200億円もの買い越しなのです。
今後、現物取引でも買い越してくることは目に見えており、日本株売りから日本株買いへと変わった海外勢の流れは、出遅れ著しい日本株を大きく押し上げることになるでしょう。
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