株式市場に「セル・イン・メイ」(5月に売り、9月中旬に相場に戻れ)という有名な相場格言がありますが昨今、日本市場はこの時期が多少ずれてきているように思えます。
すなわち、「4月に売って、10月中に戻れ」の投資効率が良く、「ハロウィーン効果」ともいわれ始めています。
1989年から30年間の「10月末から翌年4月末」の日経平均株価の騰落率を検証してみたところ、値上がりが20回、値下がりは10回でした。
最近の10年間でみると、値上がり10回、値下がり2回で、統計的確率はさらに高くなります。半年間の評価としては9月末から翌年3月末と同様に、投資効率は一番でした。
「ハロウィーン効果」」を証明するように、日本株市場の需給関係は大幅に改善されてきました。8月までは日本株の売り越しが目立っていた海外投資家も10月以降、買い越しに転換してきています。
テクニカル分析でも、200日移動平均線や100日移動平均線は総じて回復軌道に転じてきており、上放れのサインが点灯したと言えます。
相場格言では「亥(い)固まる、子(ね)は繁栄」とされており、いよいよ亥年19年の上昇トレンドを固め、子年の繁栄につながる相場となるのは間違いなさそうです。
尚、11月4日(祝日)は午前10時より午後2時まで特別投資相談を受け付け致しますので、お気軽に03-3868-2801までお電話下さい。