最近は「年金」のお問い合わせが多いので、今日は年金のお話をいたします。
11月は「ねんきん月間」です。国民年金などの公的年金は、現役世代の保険料で高齢者などの年金を支える世代間の扶助で成り立っています。
年金は「人生の重大なリスクに備える保険」です。具体的には、(1)長生き、(2)けがや病気、(3)一家の主の死亡―というリスクに備える安全対策です。
一番の重要ポイントは「長生きリスク」です。自分の蓄えだけで老後生活を送ろうとすると途中でお金が無くなってしまう危険性があります。しかし、年金は死亡するまで支給される「終身給付」で、長寿時代の最大値の安心材料です。
総務省の家計調査では、もし夫婦が100歳まで人生を送れば総支出額は約1億1000万円とされますが、年金支給総額も8600円となり、そこそこ補足してくれます。
「年金なんて自分の世代は貰えない」と思っている方も多くいると思いますが、厚生労働省の証左では、今の若者世代でも払った保険料より将来多くもらえるとしています。
年金に対して、早くもらったほうが得だ、逆に損だという「損得」勘定をする人も多いようですが、年金は保険ですから損得を考えてもあまり意味はありません。死んでしまえば、損も得も関係ないのです。
簡単に言えば、公的年金は思いのほか長生きしたことでお金を使い切ったという不幸に備えるためのものです。平均寿命は伸びているので、繰り上げて年金額を減らしてしまうと後々大変なことになってしまう可能性もありますので、注意しておくことが必要です。
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