日本企業の2019年4〜9月期決算発表が本番を迎えています。上場企業の決算発表と発表後の個別株の関係を解き明かすことは、投資戦略を立てる上で極めて有意義なことです。
特に上場企業の決算報告は決算期末から45日以内に情報開示するという規則があり、四半期ごとに決算を発表します。そして、株式市場がウエイトを置くのは既に終了した決算の結果より、この先の業績予想を尊重する傾向があります。
重要なのは決算発表の際、通期の業績予想を修正するかどうかです。修正不要なら従来予想を変えず、修正する場合は新しい予想を公表します。
新たな予想が従来予想を上回れば上方修正、下回れば下方修正となります。一般的に株価は上方修正なら上昇し、下方修正なら下落する兆候があります。
更にまた、決算発表後の株価を上下させる要因となるのが“市場予想”です。業績予想とは通常、企業が示すものを指しますが、投資家はその企業を受け持つアナリストが的確に精査する業績予想も重んじます。
アナリスト予想の平均値が市場予想であり、企業側が業績予想を上方修正しても市場予想に届いていなければ、株価は下落する場合もありますので、決算発表前には“市場予想”を見極めておくことが肝心です。
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