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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

2度目の東京五輪では...

  

あと242日に迫った東京五輪ですが、技術畑の人間にとっては「五輪は技術革新の場でもあります」。

 

1964年の東京五輪をきっかけに、今の日本では極めて日常的になった便利なシステムや商品が広まりました。

 

例えば、全国どこでも瞬時に預金の引き出しや振り込みが可能な「銀行のオンラインシステム」。その根底となったのが、64年五輪の競技記録の配信システムに応用された技術です。

 

各会場から送られてきた計4000もの競技記録データを集計し、再び各会場に即時に配信するシステムが導入されたことで、陸上競技場にいても競泳や柔道などの結果が即座に分かり、外国人記者らに「新次元」と拍手喝采されました。

 

また、ホテルやマンションなどに広く取り入れられている「ユニットバス」も、64年の五輪を機に日本中に一気に広まりました。五輪に合わせて開業予定の一流ホテルに、わずか1年半で1000室以上の部屋に風呂やトイレを設置しなければならない過密な日程の中、「工場で組み立て、ビル建築現場に運ぶ」という発想から生まれました。

 

さらに、五輪をはじめ、野球などのスポーツイベントやコンサート会場などで欠かせない存在となったのが「警備員」。国内で本格的な警備業の基礎を築いたのも64年の五輪からでした。

 

2度目の東京五輪では、我々の暮らしにどのようなイノベーション(革新)をもたらしてくれるのでしょうか。世界中のインバウンド客に不愉快な思いをさせない、日本人ならではの「おもてなし」の気配りで、世界中を仰天させるサプライズを求めたいですね。

 

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