日銀のマイナス金利が大きな要因で、銀行が利益を出すことが難しくなっている今、大手銀行を中心に各銀行が口座を持っているだけで預金者に手数料を課す「口座維持手数料」の導入を検討していることが分かりました。
ではもし、銀行の口座維持手数料がかかるようになったら、どうしたら良いかを考えてみましょう。
まず、「銀行口座の維持費用がかかるようになった場合、銀行口座を解約しますか?」というアンケート調査をしたところ、42%の人が「解約する」、16%の人が「解約しない」、42%の人が「まだ分からない」でした。
また、銀行口座を解約した場合、解約後はどうするか?に対して、「手数料のかからない他の銀行に変える」が55%、「タンス預金」が19%、「ネット銀行」が9%、「分からない」が17%でした。
もっとも、お勤めの方などは勤務先によって給与振込の銀行口座が限定されている場合もあります。どこの銀行ならOKなのかも確認しておくべきでしょう。
また、口座に維持手数料がかかると言うものの、何らかの救済措置が出る可能性もあります。一番考えられるのは、「残高が多ければ、手数料は不要か安くする」「住宅ローン利用者は優遇する」です。
ともあれ一度、持っている銀行口座を確認しておき、全く使っていない口座は早めに解約をしておきましょう。口座があるのも忘れていて、いつの間にか維持手数料が引かれたら大変です。
当たり前だと思っていたサービスも時代の流れと共に変化が起こるものです。欧米では「口座維持手数料」はすでにほとんどの銀行で導入されており、日本でもほぼ行われると覚悟しておいた方が良さそうです。
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