日経平均は先週、ほぼ三ヶ月ぶりに2万2000円を回復した。ここへきてのけん引役の投資主体は海外投資家です。
新型コロナウィルスの世界的蔓延により3月19日に1万6552
円の安値まで一貫して売り越し、さらにその後日経平均が回復してくる
場面でも売り越しを続け、結局五月半ばまでで実に三兆円以上売り越し
ておりました。
そんななかで先進国の感染状況に改善が見られ始めてきたこと、中国のPMIが反転、米国の失業率の改善などから、GDPの落ち込みも限定的になりそうだとの観測が浮上し、投資マインドも好転してきていることも事実であります。
海外投資家といっても十色であり、現在高パフォーマンスを上げている、目先を利かせて小型株に積極果敢に取り組むヘッジファンドもあれば、グローバルマクロ戦略からこの戻りを割高と判断し、売りたたいているヘッジファンドもおります。
これまでの空売り比率の推移を見ても、下げ相場で大分売り屋さんは稼いだかもしれませんが、今回の懐疑の中で育つ相場を侮りさらに売りを重ねたあげく、お尻に火がついたようであります。
いまだ今後の株式市場の行方に関しては強弱入り乱れております。無論経済状況は最悪ですし、人の動きも出始めたとはいえまだまだであります。しかしながら前代未聞のジャブジャブの緩和マネーで溢れている状況も続きます。
そんな人知での見通では難しい懐疑の森の中で、輝く木は日々出現しております。乗らないという選択肢はないでしょう!やはり相場は相場に聞け、ですね。
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