昨日の東京市場はまさにジェットコースターごとく、大きな上下動を強いられました。基本的には今週の東京市場は調整モードであり、目先過熱した各指標を冷やす週であり、相場巧者といわれる資金は、次の大きな波動に向けて、売り買いは少々手控えていると思われます。
その調整色が見られる中で、米国の大統領補佐官、ピーターナバロ氏の発言が、1月の第一段階の米中貿易合意が「終わった」と受け止められ、リスク資産の急落を招き、東京市場でも午前10時過ぎから売られ、20分ぐらいで400円ほど下げました。
ここに乗っかったのが、現状日本株の持ち高の少ない海外資金の売り崩しのようであります。彼らは資金が大きいため、大きな流れは変えられなくとも、目先の売り物を誘うことに関しては長けておりますので、チャンスとばかりに動いたようであります。
その後トランプ大統領の「全く損なわれていない」とのツィートで相場は持ち直し、海外資金も先物で崩して、現物をうまく拾ったのではないでしょうか。
市場は相変わらず米中関係に敏感ですが、ここのところ日本の存在が特出しつつある出来事も続出しております。
今回の新型コロナウィルスの感染者が少ない、特に死亡者に至ってはいまだ900名と世界でダントツに少なさです。(因みに、誰かが正月の餅を喉に詰まらせ死亡する人は1300名、それより少ないと例えておりました。)
それと、8年ぶりのスーパーコンピュータ「富岳」の世界一奪還。更に、東京市場に休日取引を取り入れ、米国並にしてゆくこと、またこれに通ずるかのごとく外部要因ですが、香港の騒動からアジアの金融ハブ都市が日本に移る可能性が出てきていること。
すべての点が一つの線で結ばれてきているように思えます。これは、私どもも毎年セミナーに参加しております、トルコ出身のエコノミストのエミン・ユルマズ氏の言でもありますが、このシナリオは十分ありそうですよ。
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