昨日は目先の利く個人投資家、並びに小型のヘッジファンドのハッスルで新興市場の相対的な強さについて指摘いたしましたが、6月初頭から、ここに中長期の海外資金が大挙してきているようです。
確かにこのところに日経平均の動きを見ていても、6月11日の米国市場の1861ドル安を受けても167円安、週明け一時ザラ場700円安も引けには戻す、と当欄でも再三指摘しておりますが、東京市場のこの強さは直近では日米の関係からはあまり見られなかった現象であります。
海外勢の特に中長期資金は、明らかに東京市場の強さに持たざるリスクを感じ始め、行動を起こしてきております。
そこには、今回の新型コロナウィルスにおける、感染者、死亡者の少なさがあり、安倍首相いわく「日本モデル」に対する評価であると同時に、そうじゃなくても感染者の多い米国、中国、欧州などが、更に人種差別、一国二制度等による暴動騒ぎと、不安定さを増していることからも、日本が安全資産化していることであります。
実際に日本株を組み入れる海外ETFの6月の資金流入額は7ヶ月ぶりに流入超に転じております。これは海外の年金などが買ってきていると思われ、まさしく海外中長期資金が東京市場に戻り始めてきたということであります。
短期を狙う資金あり、中長期を狙う資金ありと、世界の資金が東京市場に集まり、厚みを増しております。ワクワクしますよね。
昨日東京市場は益々楽しみと申し上げたのは、まさしくここであります。
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