このたびの世界を駆け巡った、三月以降の新型コロナウィルスによる相場急落により、世界的にインターネット証券の新規口座開設が急増しております。
米国の最大手ネット証券のチャールズ・シュワブ、並びにいち早く手数料の無料化にしたロビンフットなどはすでに口座数は前年比倍増。米国では日本より資産形成意欲が高いこともありますが、目を欧州に向けても、英国ではさらに三倍増です。
かたや日本でもネット証券最大手のSBI証券とスマホ専業のSBIネオモバイル証券の口座数は540万口座に上り、証券最大手の野村證券の530万口座を超えてという象徴的な出来事が起きました。
老後二千万円問題が話題になったことから、以前に比べれば米国ほどではないものの、若者の資産形成意欲は高まってきていると思われます。そのタイミングでの株価急落ですから、きっかけになったことは間違いないでしょう。
日本でも従来に個人投資家層に新たな若年層が加わることは、素晴らしいことでありますが、どうも新しい資金の投資はリスクを過大に取りすぎる傾向も否定できないようです。
株式市場は決して鉄火場ではありませんので、せっかく新しい資金として市場デビューしたのですから、一過性に終わらず、地に足のついた資金として今後も市場に滞留し続けてもらいたいと思います。
そのためにも、証券会社も含め、我々のような立場の市場関係者の運用助言も、親切丁寧な対応が必要とされるところであります。
皆様方からの投資相談並びに入会受け付けを随時承っております。
弊社へのお問い合わせは03-3868-2801までお気軽にどうぞ!