押し目といえるのかは定かでありませんが、また今日も多少もたつかもしれませんが、一昨日から日経平均は一休みであります。
三月決算の発表が一通り終了し、その結果も総じて惨憺たる内容で、来期見通しも六割の企業が開示できないという平時であれば売り材料以外なにものでもありません。また、そんななかでも騰落レシオは歴史的な買われすぎの水準。
売り屋さんにとってはこれほどおいしい時期はないと思われますが、実態は総踏み上げの総やられ。相場とは天邪鬼なものであると実感いたします。
では二番底はないのか?侃侃諤諤であります。
売り方としては上記に記載した内容で現在の株価水準は説明できない。一昨日お話したグローバルマクロ戦略から売っているファンドが代表例ですが、半値戻しあたりがいいところで、崩れていくだろうとさらに売りをしかけておりました。
買い方としては財政金融の緩和マネーが、本来設備投資等に向かうところが、経済実態悪からそうはならず、金融市場へ雪崩れ込んできて、過剰流動性相場を演出している。
双方とも理屈は成立しますが、どうも相場は理屈どおりには動かないのがこの世の常であります。
目先の鼻を利かし、真っ先に動いた個人投資家はすでに好回転しておりますが、その好回転した個人投資家の利食い玉をさらに機関投資家が買い始めております。
外人投資家を含めた、この出遅れていた買い方が買い始めたということは、平時であれば天井圏と判断されますが、今回は金の政策も前代未聞の未知の域に入っております。ますます理屈では語れない領域であります。
未知の領域で一発大仕事を企てたいと存じます。