米国ではいよいよFOMCが始まります。様々なインフレ懸念を表面化させながら、物知りな金融市場では長期金利が下がり、株式市場では静かに高値を更新しております。
それを受け東京市場は昨日もこのコーナーでも申し上げました通り、いよいよ持ち合い放れ近しといったところでしょうか。東証1部、2部、JASDAQ、東証マザーズの昨日の動きは久々の揃い踏みであり、マザーズに至っては7連騰で昨年の5月以来の上昇であります。
外人投資家はワクチン接種(効き目が疑わしい中国製のワクチンは含みません。ロシア製のワクチンはアストラゼネカのワクチンの技術をハッキングしたそうなので効くみたいです)が進んだ国は株高であることを一番良く知っているので、直近日本株は買っております。
だったらもう少し元気に上昇してしかるべきと思いますが、未だ鮮明に出遅れております。これは生真面目で極端にリスクを恐れる日本人の気質かもしれませんが、それを煽り視聴率、販売部数に結び付ける日本のマスコミのネガティブキャンペーンの影響が大きいかと思われます。
外資系の買い方も現物市場では先週先々週も4000億円強買い越しておりますが、先物市場で売りの保険をかけております。しかしながらこのような両建ても足元の相場の強さから徐々に変わってくるのではないでしょうか。
相場は一番正直です。現実に徐々にもみ合い放れを模索する東京市場は、外資系の保険の売り玉を静かに消化しつつあります。その状況を把握するのも、すべてはワクチン接種の進み具合ですが、野村総研の試算ではオリンピック開催時の日本の接種率は29%だそうです。
現状の官民挙げての総動員の日本の接種のスピードは上がることはあっても下がることはありません。日本の報道に惑わされるような、雰囲気だけの弱気は止めましょう。目を凝らすと個別銘柄は飛ばし始めていますよ。
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