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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

ビビりの東京市場、急落急騰も長期金利を参考に。

  

 昨日、本当にビビりの東京市場と申し上げましたが、米国市場が落ち着くとすかさず反発してまいりました。いつか来た道でもありますが、一昨日も空売り比率が再び50%に乗せており、結構巷で有名なテクニカルアナリストまで、弱気相場が始まったとの論調を展開しておりました。

 

 現状の相場環境は何も変わっておりませんし、明日利上げが始まるわけでもありません。FOMCメンバーだって、ハト派タカ派含めて18人もいますので、みんな良かれと思い好き勝手なことを発言します。

 

勿論、3月ぐらいまでの一枚岩だったFRBも、CPI(消費者物価指数)などを見て微妙に変化してきているのも事実ですが、今のFRBは以前のトランプ前大統領が目の上のたん瘤だったころとは違い、独立性は十分担保されており、自由闊達な議論は常にされております。

 

 あるFRBウォッチャーが言っておりましたが、どうもFRBの戦略で、各連銀総裁などがタカ派的な発言を展開し、のちにFRB議長がその火消しをするというのは常套手段のようです。

 

 2008年リーマンショックの後の緩和姿勢から、2015年突然の利上げに動いたバーナンキショックは未だ記憶にありますが、同じ轍を踏まないための様々な戦略のようです。

 

 ですから、昨日も申し上げましたが長期金利の動向をチェックしておかないと見誤ります。ビビりの日本の株式市場は米国以上に売られましたが、長期金利は多少の上下はあれどレンジの中での推移であります。

 

 今後も一昨日のような波乱は付き物ですが、失業給付金などの関係から、雇用環境の正常化もそれほど遠くありません。それまでは波乱は買いのスタンスでよろしいかと存じます。 

 

 

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